黒豆の枝豆収穫解禁(2016年10月30日)
不安を抱えながらもここまで育ちました
朝早から丁稚二人が発送の準備です
虫に食べられている豆ははずして結束。鞘に錆色が現れて丁稚曰く「美しい!」
知らぬ間に椎茸が大きくなりすぎていました。ちなみに新聞は昨年11月の日経
昨日の10月29日、黒豆収穫ツアーのお客さまを迎えました。
何度か来てくださっている方々で「お茶でも召し上がっていただいて…」と丁稚が家の中に案内しようとして振り返れば、バッグから軍手を取り出し、レジ袋と100円ショップで買ったハサミを手に、畑に向かってどしどし。
枝豆は株ごとに豆のなりようが違うので畑の中に入って品定め。
株はもちろん100円ショップのハサミでは刈れません。
「私これ!」という声が畑の中を飛び交い、丁稚が刈り取り用の鋏(100円のハサミと使い分けのため漢字を使わせていただきます)を持って走ります。
株を手にするやハサミで鞘だけを切り落としにかかります。
そのスピードがものすごく早い。
感心しきりの丁稚。
遠いところをありがとうございました。
椎茸は気温が10℃ラインをうろうろするころになると、出ます。
旬は秋と春。
知らぬ間に大きくなってしまった(というか、忘れていました)ので細く刻んで干し椎茸にします。
お味噌汁の具としてそのままぽいと鍋に入れます。手間いらず。
最低気温が10℃を切るのももうすぐ。
深まりゆくモンペの秋です。
ついでながら、10月30日の黒豆発送の準備ですが、この後、一人の丁稚は逃げました。
株を抜き、葉を落として、豆のついていない余分な枝を切り、豆になれなかった枯れた花を取り、虫に食べられている豆をはずし、重さを測って束にするという、この後の作業がものすごく根気のいる仕事なのですが、残る丁稚が一人で頑張りました。
ごくろうさまでした。
いろいろありました。今年の秋(2016年9月24日〜9月30日)
先週に続いて稲刈り(9月24日)
昨日に続いて稲刈り(9月25日)
「タツガコケテル」と9月26日の夜遅くに駐在の丁稚から報せが届き・・・
深夜に戻って翌朝に立て直し(9月27日)
この27日は兵庫県立工業技術センターの井上守正さんがお見えになる日でした
井上さんは、モンペが醸造免許を受けるために必要な技術的講習を行ってくれる方です
27日は井上さんの視察に対応することと栗の出荷を予定していました。
タツがその前夜にこけてくれたことに感謝
せっせと栗を拾い
選別して磨いて。長い一日が終わりました
100円硬貨の重さは5g。今年は40gもある栗がたくさん稔りました(9月30日)
稲をこき、栗の出荷が終わり、コスモスが風に揺れる姿が目にとまるようになりました
この秋は、どっどどどどっと雨が降り大雨警報も幾度となく。
台風は避けてくれたものの強い風が吹きました。
田んぼは乾かず、稲刈りできず、天日干しの米も乾かず、タツは3回コケました。
週末に降る雨は作業を滞らせ、次の週末に重なり、疲れが抜けず。
心もしおれてゆくようでした。
反省点は多々、すべてが次の年への課題。
熱帯多雨地方の密林のような屋敷周りを片付けて、黒豆収穫の時期を迎えます。
稲を扱く!(2016年10月19日)
あっぱれ!という秋空ではなく、とても不安な午前9時30分。脱粒開始
田んぼは「じゅるい」ので板を敷いての脱粒です
終わったころ、青い空が広がりました
この秋初めての青い空
収穫袋の中には穂から扱いたままの米が入っています。
時間をおかずに籾摺りをします。脱穀です。
そしてようやく新米となります。
いよいよ栗が落ちます(2016年9月19日)
9月10日にイガが青いままはぜた栗の実が茶色になりました
あちらこちらで、落ちる日まで秒読みの態勢
遅れていた草刈り必死の丁稚
落ち始めたら待て暫しのない栗。
次の週末からえらいことになりそうな気配が漂います。
なので、番頭さんと丁稚三人で草刈り必死。
一人の丁稚は、はめ(まむし)のつがいと遭遇し、おおわらわの栗の畑でした。
わが心にも涙ふる(2016年9月18日)
モンペに雨の降るごとく わが心にも涙ふる・・・
かくも心ににじみ入る このかなしみは何やらん
朝から雨が降っては止み降っては止み。
丁稚たちはカッパを着て田んぼに出ました。
足元がゆるいので、歩くと「耕す」ことになります。
そうすると、じゅくじゅく、どろどろになり、長靴がのめりこみます。
長靴の底に泥がくっついて重いし。
早い話が歩けません。
ほんとうは雨模様では田んぼに入らないのですが、今年はいろいろな事情が重なって、これからも重なるので、少しでも刈ろうと午前中は田んぼに入りました。
ところが、お昼前から土砂降りの雨。
午後は、黒豆の畑に出て、9月11日に時間切れとなってそのままにしていた畝にロープを張りました。
稲を刈る(2016年9月17日)
この秋最初の稲刈りの日。田んぼの四隅の稲は手で刈って束に結わえます
米を天日で干すために田んぼに「たつ」を組みます。刈った稲をかける長い横木、それを支えるだてあしを用意します
稲を刈るのはバインダー。一株ずつ刈ってゆき、適当な太さになったら麻ひもで結束し、ぽいと脇に放り出します
晴天が続いていれば田面の土も固く締まり、バインダーは田んぼの中を時計と反対周りにくるくると稲を刈り進むのですが、台風続きの雨もあって足もとの土は田んぼの中央に向かうほどゆるくなります。
で、まず、「たつ」を比較的土が閉まっている田んぼの端に一列、立てることにしました。
そのうちに雨がぽつりぽつり。
稲刈り初日はたつ一列分だけ刈っておしまい。
この秋は週末のみならず平日も雨天が続くので、この先が案じられます。
黒豆は元気です(2016年9月11日)
夜盗虫の食欲から免れて生き残った黒豆は大きく育っています
倒れないようにロープを張ります
夜盗虫の被害は続きます(涙)。この一株で10匹!見つけました
花が枯れて、そこから莢が育ってきました。ほっとしています
三尾山の上を秋の雲が流れます。来週は稲刈りです。台風の動きが気になります