難儀な田んぼの稲刈りに難儀する(2018年9月16日と17日)
じゅるじゅる---
五つある田んぼのうち稲刈りを済ませていない田んぼが二つ。
ひとつは除草剤や虫除けなどの防除と化学肥料を施していない通称「アゾラ田」。
もうひとつは小さな小さな不耕起田です。
どちらも、夏に中干しをして田面を固めていないので田んぼが乾くのを待つばかり---。
例年なら、他のどの田んぼよりも早くから水を抜き始め、
夏の強い日差しを受けてある程度固まってくれるのですが、
今年は台風20号と21号の通過、そして秋雨前線の停滞、夜中に雨が降るなどで田んぼ乾かず。
畦際を歩いていると、ついに発芽している稲穂を見つけてしまいました。
なんとか雨が降らなさそう---、という淡い期待を胸に急遽稲刈りです。
バインダーを置いて手刈りも余儀なく
手刈りした稲は去年の藁で束ねます
上の田んぼに運んでタツにかけます
まだまだ終わらんねぇ、よねぇ---
雲行きあやしく---
本日はここまで
毎年、田んぼも畑も行き届かずで、問題が浮上します。
浮上する前に予測しているのですが、その対応が間に合いません。
兼業の仕事が忙しいとか、
もう年だから体が思うように動かないとか、
今年の夏は尋常の暑さではなくてへこたれたとか、
雨が続いたからとか、
くり園の作業も黒豆の畑の作業も重なるしとか、
なんてったって、週末の二日だけで何ができるというのだ!
と、挙げ句のはてに怒ったり。
なんでんかんでんと言い訳ばかりの自分が情けない。
周囲の人々はいつも適切なアドバイスをくださいます。
苦労している姿を見過ごすわけにいかず。
来年は要らぬ苦労のないように臨みます。
毎年、言うてます---。
稲を刈る(2018年9月2日と3日)
9月2日、午前中に五つある田んぼのうちのひとつ、八幡田を刈りました
田んぼの四隅にコンバインが旋回するためのスペースを作るため、手で縁刈りを
隅がじゅるいので広めに刈ります。これは東田
9月3日、三尾山田を刈りました
台風21号が第二室戸台風と同じコースを来るということで、2日(日)に八幡田と東田を、3日(月)も大阪には戻らずに三尾山田の稲を刈りました。
21号は4日の午後3時ごろに通過ということで、4日も残って台風の備え。
どうか、東側を通ってくださいと祈りながら---。
おかげさまで、台風が東側を通ったので、20号のような被害はなく。
黒豆の畑も再度杭を打ち直し、ロープを張り直したので、持ちこたえてくれました。
台風20号の後遺症(2018年8月25日)
黒豆の根もとのくぼみで動かないトノサマガエル
台風20号の上陸に備え、23日に黒豆の畑に杭を打ちに帰りました。
徳島県の東の端をかすめるようにして瀬戸内海を抜け、再び兵庫県に上陸して北上のコース。
980hPaまで勢力は落ちるものの、モンペの西側を至近距離で通るとなると影響は大きくなると予想されます。
次から次へと雲が流れる空の下、風もなく暑い一日でした。
8月24日(金)の午前1時30分ごろ、台風20号が通過。
どどぉーという風の音。
家は揺れました。
壊れるかもしれない恐怖。
翌朝表に出てみると、二階の瓦が飛び、外壁の漆喰が剥がれ落ちていました。
表の小屋の庇が飛ばされ、山から檜が道に倒れて通せんぼ。
黒豆の畑は、東からの暴風にさらされ続け、根元から西に向いてうなだれていました。
しっかり土を寄せました。一株づつ手作業です
仕事の都合で大阪に戻らなければならず、黒豆の畑の修復は翌日の25日に。
杭を打ち直し、ロープを張り直し、
一株ずつ、そおっと、なるべくまっすぐに戻して、根もとに土を寄せます。
風でどどどーっと押し倒された根もとには大きなくぼみができています。
その中にトノサマガエルがお風呂に入っているような感じですっぽり。
なんだか癒されました。
花は落ちませんでした
頑張れ!
黒豆の花(2018年8月13日その2)
紫の花がつきました
「花芽のころは葉水(はみず)がいる」といわれます。
花芽は枝の分岐のところにつきます。
写真は水遣りの前ですが、花芽のところの産毛に水の粒が見えます。
今年はここまでからっからっのお天気。
この水の粒、どのようにして集めたのだろう---。
夜露はまだ、朝霧はまだまだ。
空中の水蒸気---。
この日は二回目の土寄せ。
土がさらさらでなかなか株元に寄らず。
汗が頭のてっぺんからどっどどどどうと流れます。
土寄せを終えた夕方に水遣りをしました。
ひとつでも多くの花芽を助けたい。
一株にバケツ一杯!と教えられ。
畑の中を歩いて一株ごとに。
人も枯れます。
夏の雲(2018年8月13日)
二層高気圧が列島を覆ってからの週末の空は、
水蒸気のオブラートで包んだようなぼんやりとした水色。
スミカケしたようなはっきりとしない空の色は「夏の空とは違う---」。
13日の夕方、この夏初めてかもしれない積雲を見ました。
この日から、夜は網戸を開け放っていると肌布団一枚では寒く。
今年の立秋は8月7日〜8月22日。
暦の上では秋が始まり、モンペに赤とんぼが降りてくるのももうすぐ。
シロスジカミキリムシかも?の産卵痕発見(2018年8月12日)
『木の繊維がほぐれている』という表現がぴったり
『シロスジカミキリの産卵痕は地上から1m以下の幹に直径1cmくらいの丸い傷が横に並び、木の繊維がほぐれている』と、テキストにあります。
まったくその通り。
産卵時期は6月上旬から8月中旬とありますが、7月上旬が盛期。
耕種的対策としては『樹皮下の卵をたたきつぶす』とあります。
6〜7月に主幹部をよぉく見て回り、産卵痕の早期発見がポイント。
しかし発見が遅く、樹皮下から奥へと食入しているようでたたきつぶすには時期遅し。
産卵痕あたりをナイフで削り取り幼虫を捕殺するという対策必須。
こんなところで蝉の羽化(2018年8月4日)
あれなに?
夜遅くのこと。
星を見ようと納屋に降りたら、
納屋の引き戸のちょうど合わせ目(というのだろうか)に何かいる。
かさこそと動いているようなまったく動いていないような。
近づくと蝉でした。
蛹は何を考えてこんなところに入ってきたのだろう。
引き戸の外側ならまだしも。
蝉になったら樹液を吸わねばならないだろうしと、
蛹にまだしっかりと抱きついている蝉を、蛹ごと表の木に移しました。