アカハラと万葉集の関係(2019年4月13日)
田んぼの明渠(めいきょ)の水がぬるんできたのか、アカハラがあちらこちらでランデブー。
上からじっと見ていると、♂らしきアカハラが♀らしきアカハラに近付いて、尻尾の付け根あたりに頭をくっつけ、くんくんと匂いを嗅ぐような行動をとります。
求愛行動なのだろうか?
しばらくすると、♂はごそごそと移動して自分の頸部で♀の頭を抱え込み---。
求愛ダンスが始まるのかもしれない、どきどき---。
しかしながら、このときお二人はのぞき込む観察者の気配に気づいたのか、一瞬にして水の中に土煙を残して消えました。
腹部が赤いのでアカハライモリとも呼ばれるニホンイモリは、古くから媚薬などのイメージがありますが、アカハラ自身には交接器官がなく、♂が精包を水底に落として♀に渡し、♀が総排出口から体内に取り入れます。
カエルとは違って体内受精なんですね。
このランデブーのときに♂が放つフェロモンが、生物のフェロモンとして初めて確認された「ソデフリン」なのです。
ホルモンの名の由来というか出典は万葉集。そう、今をときめく万葉集。
『あかねさす紫野行き締めの行き野守は見ずや君が袖振る』
「袖振る」で「ソデフリン」。
ついでながら、野守は「のもり」で「やもり」ではありません。
アカハラは額田王とは真逆で、生きることがあまりじょうずではありません。
餌の採取がはっきり言って、へた。
オタマジャクシよりも泳ぐのが遅いので、獲物が逃げたら追いつけません。
だから、モリアオガエルの卵の下でオタマジャクシが落ちてくるのを待つこともあるのですが、もちろん、ほかの生物もやってきます。
ほとんどがアカハラよりも体が大きいニョロさんです。
餌にありつけるのは夢物語。
それに、アカハラは大人になるまでの約二年は陸で暮らします。
水が苦手で小さな水たまりでも溺れます---。
それなのにか、それだからか、脊椎動物としては特別な再生能力を持っています。
尾はもちろん、四肢を肩の関節より先で失っても指先まで完全再生。
目の水晶体も、心臓の一部を失っても元に戻ります。
大人のアカハラの体内ではiPS細胞と似たような現象が起きているそうです。
絶滅しないで生き続けてほしいと心から願っています。
晩秋の紅葉(2018年12月2日)
この後一週間ですっかり葉は落ちました
いよいよ師走です。
今月も毎週末、草刈りと草集めです。
そのほかいろいろ整備や後片付けや春に向けての準備も。
がんばります。
かやねずみの巣発見(2018年11月25日)
とっくに抜け出したようで巣はかなり乾燥していました
ひたすらひたすら草刈りの週末。
未整備の段々のぶどう畑の草を刈っていて、カヤネズミの巣を見つけました。
カヤネズミの巣につきましては
『カヤネズミの巣?(2017年8月26日のこと)』をご覧ください。
モンペの田んぼや畑のあちこちにいるようです。
いつか会いたい。
2018年11月のモンペのなんでんかんでんその2 神農祭(11月22日)
御堂筋の銀杏並木
道修町の御堂筋東交差点
これは昨年の写真です。張子の虎もいます。
今年は写真を撮り忘れ、虎撤収後となりにけり
少彦名神社(2016年)
神農さんの神虎。
家内安全・無病息災、豊作も祈願して
モンペ衆の平日の勤務地の近くには「薬の町」で知られる道修町があります。
道修町のビルの谷間には少彦名(スクナヒコナ)神社があり、
御祭神は少彦名命(スクナヒコナノミコト)と神農炎帝(シンノウエンテイ)。
神農炎帝は中国医薬の祖人で、百草を嘗めて効能を確かめ、医薬と農耕を諸人に教えたと、神社の由緒にあります。
毎年11月22・23日に行われる神農祭の起源は文政5年(1822年)。
大坂でコレラが流行した際に薬種仲間が病除けの丸薬を作り、神虎(張子の虎)といっしょに神前祈願の後、施与したことに由来するそうです。
大阪の祭りはえべっさんに始まり神農さんで終わるといわれ、神農祭は「とめの祭り」と呼ばれ賑わいます。
小林製薬のねつさまくん
龍角散のゴックンおさるちゃん
眠眠打破の打破山眠太郎さん、仁丹王子、正露丸くんと糖衣Aちゃん、
たなみん(田辺三菱製薬)も
イチジク製薬親善大使のかんちゃん
日本製薬のシンヤくん
懐かしいスマートボール
キャラクター大集合のイベントは今年で6回目。
仁丹王子はリニューアル、ゴックンおさるとかんちゃんは初登場でした。
シンヤくんこける
集合して記念撮影の際、シンヤくんが前に倒れてなかなか起き上がれず。
周りのキャラクターも助けたいと集まるのですが、みなさん着ぐるみなので、
手を出せず。
着ぐるみの表情も表情で(表情といってよいのか---)、シュールな一場面でした。