ぺたし、ぺたし
いまさら、なんですが、
モンペトクワを仕切っているかえる店長です。
はじめまして。よろしくお願いします。
かえる店長といっても人間です。あたりまえですが。
モンペトクワの田畑にはカエルがたくさんいます。
種類も数もおびただしい。
目立つのはニホンアマガエルです。
学名はHyla japonica。ジャポニカです、ジャポニカ。
鮮やかな緑色で肌はつるつるしていますが、
このつるつるの粘膜がクセモノで、
体を細菌などから身を守るため毒が分泌されています。
傷ついた手でさわったり、さわった手で口や目をこったりしないこと。
カエルに限らず昆虫などをさわった後は手洗い励行。
ついでに、うがいも。げろげろ。
アスパラガスにものぼります
カエルは水辺にすむものと思われがちですが、
ニホンアマガエルは木の上で暮らします。
柿の木をよじのぼり、紅葉の細い枝に取り付き、
あじさいの葉の上などにいます。
軒先に吊るした物干竿にいたりもします。
どうやってのぼったんや?
夜にはよくガラス窓に張りついています。
部屋の照明に集まる虫を捕食するために、
ぺたし、ぺたし、と、のぼってきます。
発達した吸盤により垂直な面も移動でき、
立体活動が巧みといわれる所以です。
ぺたし、ぺたしと、ガラス窓をのぼって、羽虫をぱくり
今のところ普通種であり続けていますが、
田畑の整備や、まぁ、なんやかんや、もろもろの事情で、
やっぱり減っている地域もあります。
いつのまにか見なくなったねぇ、なんてことにならないように、
生息環境は維持したいと思っています。