雪がとけると何になる?
雪がとけると何になる?
水になる。H2Oですね。理科の時間なら正解。
モンペトクワでは、雪がとけると、春になる!
というわけで、
もう雪は降らないだろうという3月のある日、
寝床から出てまいりました。
ピントがアマいのはワタクシがねぼけているわけでなく、
うららかな春の日の光のせいでございます。
庭のユキヤナギも満開。
三尾山を背景に春の光を跳ね返してまぶしいほど
といっても霧海の里の春は、吐く息白く、まだまだ遠い。
それでも咲く花の姿を見ていれば、おお春爛漫ではないか!
と言いたいところですが、やっぱり寒い。
モンペトクワにはたくさんの種類のスイセンが咲きます。
誰がいつ植えたのかわかりませんが年々増えます
そういえば、高村薫著『神の火』にスイセンのことが書かれていました。
音海の美しい海に燃える「神の火」。
そのパンドラの箱を開けに建家に侵入する島田と日野。
二人は侵入前に、雪が降り積もる崖の斜面にスイセンの球根を植えます。
スイセン(の株)は倍々に増えてゆくと日野は言います。
一年目に植えた1本が二年目には2本になり、三年目は4本に。
そうして10年が経つと千本の花が咲くと。
神の火は原子炉の火。
考えることがあまりにも多く、深い、物語です。
どのスイセンも南を向いて咲きます
ということで、
栗畑で眠っていたワタクシかえる店長は、
栗に肥料をまくとかなんとか言って番頭に起こされ、
麦は芽が出たものの、鹿がつまみ食いしていますと、書生の報告を受け、
ヒノキの花粉飛び放題で、くしゃみ止まらず。
踏んだり蹴ったりの春の目覚めなとなりました。
店長日記春の巻、ぼちぼち始まります。
麦です
上の写真と比べるとわかると思います、
鹿のつまみ食いのあとが