小豆の土寄せ その二(2014年8月23日)
畝の草を手で抜いて、鍬で小豆の株に土を寄せて覆う。
古くから豆の生産において欠かせない「中耕」と「培土」です。
くっつけて中耕培土(ちゅうこうばいど)。
草を根っこから抜くと耕すことになりますから、
土壌を軟らかくして通気性をよくし、
培土は茎(根以外の部分)から二次的に発生する根の発達を促し、
この二つの効果で生育収量を高めようとするものです。
古くから欠かせないということですから人の力で行われてきたのですが、
現代では管理機が使われます。
耕耘(うん)機のミニ版。
耕耘機ジュニアです。
ところが、モンペトクワにある管理機「土の助」は、
今回の小豆畑の畝幅が大きく、谷幅も広いことにより、役に立たず。
(「小豆土寄せ その一」で、法面にぽつんと置かれております)
で、鍬でとなったのですが、それを眺めていたご近所の方が、
「せんでもいいような苦労はなるべくせんように」と管理機を持ってきてくださいました。
その名は「スーパーポチ」。
ヤンマー社製です。
「ポチ」という名前に「スーパー」が付くことで、小さくても一人前!
ポチ、始動!
土寄せは谷上げともいいます。
谷の土を浅く掘り起こして畝にかぶせます。
雑草も土が覆います
小さくても一人前なので力強く土を跳ね上げます
見る見るうちに作業は進み…
手前の畝が丁稚による土寄せ。
その向こう、土が黒い畝がスーパーポチの仕事。
丁稚は解放されて犬のもり
土寄せは畑が水を含んでいてはできません。
適度に乾き、雨が降らないことが条件。
時期もあります。
播種から45日を過ぎると不定根の発生は減少します。
長雨と大雨で畑乾かずの状態が続いた今年、
23日の晴れ間はぎりぎり間に合うか?の作業となりました。
スーパーポチに感謝です。
ありがとうございます。