田植え前(2016年5月7日)
こんにちは。かえる店長です。田植えの季節を迎えました
苗を植える前に代掻きをします
代掻(しろか)きというのは、田植えの前に水田に水を満たし、田んぼの土を掻き起こして(土の塊を砕いて)、ならす(田面を平らにする)作業です。昔は馬を使いました。今はトラクター。だからトラクターのパワーの単位は「馬力」。石油になるべく頼らない米作りとはいうものの人力には限りありで現実的ではなく。大きな助っ人です。
田んぼの回りをぐるりと「畔塗り」
代掻きは「水もれを防ぎ、苗の活着と発育をよくする」と広辞苑にあります。活着は、苗が根づいて成長すること。そして、代掻きは荒代(あらしろ)、中代(なかじろ)、植代(うえしろ)の三回行うのが普通、だそうです。
とにかく、田面が平らになるまで日を置いて数回は行います。水もれを防ぐには田んぼの周囲の畔塗りも必須。畔塗りは春の季語です。
代掻きを終えて田植えを待つ田んぼ
今年、一枚増えたモンペトクワの田んぼ。お隣は田植え終了
畔や法面に咲くマーガレットの野生種。あちこちで咲いて、田植え時期の到来を告げます