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かえる店長のもんぺとくわブログ

きれいな水と元気な土、天日干しで、お米を作っています。

雪は天から送られた手紙である(2017年1月21・22日)

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先週の大雪から一週間後のモンペの朝

 

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池の下のシイタケのようすを見に行くと杉がぎりぎりに倒れていました

 

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雪が降り、最低気温氷点下が続くなか、シイタケは出ます。これまでの気温が高かったせいもありますがやっぱりおかしい。でも「雪下シイタケ」はおいしい

 

この週末のモンペは番頭さんが一人で留守を守りました。
番頭さんは村の林務委員をしていて、この週末は日役。
山に入って「ゲンキマツ」の苗木を植えます。
昨年は500本を植え、今年は1000本を植えます。
マツタケよみがえれミッションです。
背中に担いだ籠からこぼれるマツタケを拾おうともしなかったという昔日よ、よみがえれ、です。

 

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三尾山への林道

 

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三尾山の登山者のために設けられた一本松の駐車場にたどり着けず。日役当日も駐車場として利用されるのですが、こういうわけで日役は日延べとなりました

 

ゲンキマツがそれなりの大きさに育ちマツタケが現れるころ、番頭さんは寿命を迎えているかもしれません。

今、日役で山に入っている人のどれだけが、マツタケを目にすることができるのか。
でも、ゲンキマツは山を守ろうとする人の心の象徴です。
山を守るには気力、関心、責任と体力が継続して必要です。
継続には報酬という支えがあってもいいじゃないか。
で、マツタケ(笑)
山を守るということは人一人の寿命で完結するものではなく、報酬のためには維持管理が求められます。
遠い日の思い出を遠い日の夢につなげるミッションの始まりです。

 

それは、中谷宇吉郎が雪を作る実験にも似て、自然への挑戦かもしれません。

中谷宇吉郎は「雪は天から送られた手紙である」という言葉を残しました。
彼は人工雪(雪の結晶)を作る研究において世界的に有名な科学者です。
人工雪を作る試行錯誤の中で彼は思います。
「やはり、雪のようなものは天然こそ全く無造作に出来るものであるが、人工的に作ることはなかなか困難であろうという気がして来た。」と。
そして、十勝の山で美しい雪の結晶の数々に出会い「こんな物を人工的に作ろうとする企てすら、何だか自然に対する冒瀆のような気がして来るのであった。」と書き残しています。
マツタケもまた実験室での試験ではほとんど発芽しません。
胞子の発芽を阻害する要因や発芽に適した条件、発芽を高める条件などが未知だからです。


マツタケが好む環境を再生すること。

20年から30年後、「正夢」に出会えることを祈ります。