かえる店長のもんぺとくわブログ

きれいな水と元気な土、天日干しで、お米を作っています。

くりの木陰(2018年6月16日)

f:id:kaeru-tencho:20180620181551j:plain

草刈りのあとは刈った草を集めます

 

くりの苗木55本を園に定植したのが2010年の冬。
今年8年目となるこれまでに、
予想外の雹、想定内の凍害、草刈り中の不慮の事故などで7本を失い、生存は48本。
凍害防止対策として行った株ゆるめの影響(モンペでは副次的効果と呼んでいます)で、斜めに傾いている木もあります。

 

f:id:kaeru-tencho:20180620181724j:plain

人が座れば隠れることができるほどの木陰ができるようになりました

 

草を集めながら、枝の分岐点や地上1m内の主幹部をよく観察します。
卵の殻や木屑を見つけたら耕種的防除を行います。

耕種的防除って何だ?です。
簡単に説明すると、
栗園の環境条件を適切に選択し、
病害虫が発生しにくい条件を整え、
発生を抑え、被害を軽くする、ことです。
とくに木屑は、栗の木に大きなダメージを与えるカミキリムシ類が産卵している恐れがあります。
木屑を見つけたら樹皮下に卵がないかを探して「見つけたらたたきつぶす」。
くり栽培のテキストの病害虫防除の欄には、なんとも刺激的な言葉が綴ってあります。