かえる店長のもんぺとくわブログ

きれいな水と元気な土、天日干しで、お米を作っています。

くりの花(2018年6月17日)

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今年のくりの花の開花は昨年より二日早く、平年より七日早いそうです

 

くりは一本の木に雄花と雌花をつけます。
花はふさふさとしたモールのような穂になって咲くので花穂と呼びます。
花(の)穂と書いて「かすい」。
90〜150個の雄花が集まってふさふさを形成し、雌花は花穂の基部に1〜3個つきます。
すべての花穂に雌花がつくのではなく、雄花だけをつける雄花穂(ゆうかすい)と、雄花と雌花の両方をつける帯雌花穂(たいしかすい)があります。
雌花の中には子房が三つ入っていて、真ん中の子房が先に大きくなり、続いて両側の子房が伸びて受粉、受精します。
イガの中に栗が3個入っているのはこういうわけです。
くりの実が3個入った大きなイガの割合が多くなるように、くり栽培の教養と技術を高めることに日々の努力が求められます。