黒豆を畑に移植(2018年7月8日)
黒豆のお引越し、ほぼ終了
天気が回復に向かいつつある8日。
黒豆を畑に定植しました。
豆科の連作(同じ畑で続けて栽培すること)は生育が不良になり収量が減る、枯れるなどの障害が出やすいのですが、
モンペでは同一の畑で今年3回目の栽培になります。
連作障害には大きく二つの原因があります。
ひとつは、連作により特定の病原菌が土壌中に増殖する土壌病害。
収量が伸びません。
もうひとつは「忌(いや)地現象」とも呼ばれるもの。
根から出る青酸配糖体などが生育を阻害することがわかっています。
青酸配糖体というのは植物性の毒です。
豆科の場合「忌地現象」が発生しやすく、3〜5年の間隔で輪作を行う必要があります。
なのになのに三年目。
これにはちょっとしたワケがあります。
定植の際、掘った穴に木灰をぽいっと放り込んで、苗を植える。
そうすると連作障害が起こらないと村の長老曰く。
毎年宣う。
しかし、それは土壌障害対策であって忌地現象は防げるのだろうか---。
そもそも、畑の代替案はなかったのか---。
まぁ、ここでは語り尽くせない事情がありまして、長老のご意見に従うことに。
大雨の後の谷には水が溜まり足元どろどろに
木灰をぽいっ、苗を植える。木灰をぽいっ、苗を植える。
ひと畝20株ほど植えると、この作業が辛くなってきます。
そこで、木灰をぽいっぽいっぽいっと先に放り込んで苗を植えてゆく。
これも、次第に面倒くさくなってきます。
行ったり来たりすると、谷に溜まった水で土をこねることになり、足元ぐちゃぐちゃ、歩きにくい。
来年は直播しよか---のつぶやきが出たところで、今年の黒豆の引越し終了。