黒豆の花が豆となりつつ(2015年9月6日)
花が枯れ、そこから豆が現れてくるようすがよくわかります。豆はこんなふうにしてできるのだと、毎年、丁稚は感心しながら、一株ずつ見て回ります
今年の花はなんとなく小さく、咲かないまま茶色くしぼんでいくようにも思え、豆ができるのだろうかと心配でした。
毎年、毎回、反省すること多く、翌年への課題があれもこれもと積み重なり、
稔りの時を迎えるまでは気がかりな日々を過ごします。
豆の産毛が霧を水滴にして纏います。霧が上がって日が差してもしばらくは、畑は水を撒いたように濡れています
9月に入ってモンペトクワの朝は霧に包まれるようになりました。
黒豆の葉も霧に濡れ、それが露となって枝を伝い、根元の土を湿らします。
大きく茂った葉は日を遮り、根元の土は水を保ちます。
豆の産毛も水滴を纏い、乾かないように身を守ります。
花が咲く頃から黒豆には水が必要で、この地特有の深い霧がそれを助けます。