かえる店長のもんぺとくわブログ

きれいな水と元気な土、天日干しで、お米を作っています。

UNKO!の匂い漂う田んぼ(2017年5月4日)

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田植え前に田んぼの水を落とします。耕していないので沈みません。普通の長靴でペタペタと歩けます

 

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耕していないので土は固く、割箸をぐいっ!と差し込んで穴をほじくり苗を植え、土をぎゅっと寄せます。田植えらしからぬ姿です

 

モンペの田んぼには幾つかの種類があります。
1:植える直前の苗に防虫・病気予防等の薬を施さない
2:田んぼに除草剤を使わない
3:田んぼに化成肥料を入れない
4:田んぼを耕さない

上記の四つを満たした田んぼが一つあります。
「関田(かんでん)」です。
何故、関田かというと田んぼの畦に関電の電柱が立っているからです。
関田にはあちこちで刈った草を乾かしては敷き詰めています。
草抑えと肥えの役割があります。
枯れた草が水を張った田んぼの中で腐るというか溶けるというか発酵するというか、匂います。
肥えですから。
ところが、今年はいつもの匂いではなく、UNKO!の匂いがします。
それも、今、「出ました!」ばかりのような温かみさえ感じる匂いです。
はじめは、我が家の犬のUNKO!を拾い忘れたと探し回ったほどです。

 

田植え中は黙々。
いつもは「かたっ!」と時々。
今年は「くさっ!」と頻繁に。
くさいとばかり言うのもためらわれ。
「にほひぬるかな」とぼそっ。
「にほうがごとく今盛りなり」とか。
習ったことって忘れないね。
瞬時、万葉の奈良の都に思い馳せ。
現実はただただにおう。
そういえば、嗅覚で認知症の兆候をつかめるらしい。
発祥の20年ほど前から脳細胞の衰えが始まるらしいし。
嗅覚障害が出ることもわかっているらしいし。
黙り込む皆の衆。
黙々と田植え。

 

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人生で「UNKO!」という単語をもっとも多く使った記念すべき一日になるでしょう

 

ついでながら、日本一楽しい漢字ドリル『うんこ漢字ドリル』小学1年生の例文に「田」を見つけたのでご紹介。

田んぼの どまん中で うんこを ひろった。
田植えを しながら うんこを もらす おじいさん。
水田に うんこを なげ入れる。

言うときますけど、新学習指導要領対応です。