それぞれの春一日(2019年4月21日)
庭の片隅にチューリップが。なんでこんなところに?不思議---
庭のあちこちにシャガ。学名はアイリスジャポニカ
木の幹に毎年咲くスミレ
今年二回目のタケノコ掘り
四つある田んぼの残り一つを鋤いています。来週は田植えです
花を愛でる人、タケノコを掘る人、ひたむきに田んぼを鋤く人。
それぞれの春の一日。
イノシシの親子出没(2019年4月20日)
もんぺの田んぼのひとつ、八幡神社のそばにある「八幡田」で網張り
数年前はこの網にシカが引っかかって、たいへんなことに
昨年は八幡田と道を挟んだ田んぼでイノシシが暴れました。それも稔りの秋に
網を張り終えてほっ。しかし、イノシシのミミズ探しは広範囲に及んでいることが判明
土曜日の朝、「八幡田にイノシシが入ってるよ」との報せを受けて行ってみると、田んぼの中、畦に沿ってイノシシらしき足跡がぐるり。
畦の土をぐいぐいと鼻でほじくった痕跡がある、ある、ある。
足跡に大小があるということは、子連れだわ。
ということで、急いで網を張りました。
八幡田は池の下。
もっともではありませんが、集落では山に近いところにある田んぼなので、イノシシも人の目にふれにくく活動しやすい。
栗園も池の下にあり、山際でもあるのでイノシシ大活躍---。
ところが、事態は深刻であることがわかってきたのです。
池の下ばかりでなく、そこらじゅうの田んぼで足跡が発見されたのです。
もんぺが米を作って十数年。
こんなことは今までなかった。
田植えを控えて早々、頭を抱える事件発生です。
アカハラと万葉集の関係(2019年4月13日)
田んぼの明渠(めいきょ)の水がぬるんできたのか、アカハラがあちらこちらでランデブー。
上からじっと見ていると、♂らしきアカハラが♀らしきアカハラに近付いて、尻尾の付け根あたりに頭をくっつけ、くんくんと匂いを嗅ぐような行動をとります。
求愛行動なのだろうか?
しばらくすると、♂はごそごそと移動して自分の頸部で♀の頭を抱え込み---。
求愛ダンスが始まるのかもしれない、どきどき---。
しかしながら、このときお二人はのぞき込む観察者の気配に気づいたのか、一瞬にして水の中に土煙を残して消えました。
腹部が赤いのでアカハライモリとも呼ばれるニホンイモリは、古くから媚薬などのイメージがありますが、アカハラ自身には交接器官がなく、♂が精包を水底に落として♀に渡し、♀が総排出口から体内に取り入れます。
カエルとは違って体内受精なんですね。
このランデブーのときに♂が放つフェロモンが、生物のフェロモンとして初めて確認された「ソデフリン」なのです。
ホルモンの名の由来というか出典は万葉集。そう、今をときめく万葉集。
『あかねさす紫野行き締めの行き野守は見ずや君が袖振る』
「袖振る」で「ソデフリン」。
ついでながら、野守は「のもり」で「やもり」ではありません。
アカハラは額田王とは真逆で、生きることがあまりじょうずではありません。
餌の採取がはっきり言って、へた。
オタマジャクシよりも泳ぐのが遅いので、獲物が逃げたら追いつけません。
だから、モリアオガエルの卵の下でオタマジャクシが落ちてくるのを待つこともあるのですが、もちろん、ほかの生物もやってきます。
ほとんどがアカハラよりも体が大きいニョロさんです。
餌にありつけるのは夢物語。
それに、アカハラは大人になるまでの約二年は陸で暮らします。
水が苦手で小さな水たまりでも溺れます---。
それなのにか、それだからか、脊椎動物としては特別な再生能力を持っています。
尾はもちろん、四肢を肩の関節より先で失っても指先まで完全再生。
目の水晶体も、心臓の一部を失っても元に戻ります。
大人のアカハラの体内ではiPS細胞と似たような現象が起きているそうです。
絶滅しないで生き続けてほしいと心から願っています。
晩秋の紅葉(2018年12月2日)
この後一週間ですっかり葉は落ちました
いよいよ師走です。
今月も毎週末、草刈りと草集めです。
そのほかいろいろ整備や後片付けや春に向けての準備も。
がんばります。