「われら元気な田植えし隊!」登場
おこしやす
「われら元気な田植えし隊!」のみなさまのお越し
5月26日、快晴で暑く日差しが痛い霧海の里。
まずはレクチャーでございます。
なんで去年の切り株がそのままなのさ?
なんで田んぼに水が入ってないのさ?という質問も飛びます。
一般的に、ですが、田植え前の田んぼは少し水を抜きます。
代掻き(田植え前の作業。田んぼに水を満たして土を砕き、田面を平らにします)
をした後の土はふわふわとヤワラかく、
植えたばかりの苗の根はしっかりと土をつかむことができないので、
流れてゆかないように。
田植え前の田んぼの中がどうなっているかというと、
鍋から椀によそったばかりの味噌汁の状態が代掻き直後。
しばらくすると味噌や具が椀の底に沈殿。
このままだと沈殿物はゆるゆるですが、
上澄みを取り除くと沈殿物は締まります。
この状態に近づけて苗を植えるというわけです。
モンペトクワの田んぼは稲刈りの後は耕さず、田植え前の代掻きもしません。
なので去年の稲の株が残ります。
耕さないので地面はカタく、指の力くらいでは土に穴が開きません。
そこで田植えには割箸の登場となります。
カタい土に植えられた苗は必死に根を張ろうとします。
風に倒れない強い稲に育ってくださいという私たちの願いを、
一身に背負うわけであります。
それと、田植えのときに水を抜けば、
これこのように歩きやすいからね。
で、植え方。束ねた割箸を株に刺して…
そこに苗を植えます。やってみんしょ
こんな感じかしら
「カバが歩いても沈まないって言ってたけど、わしゃ沈む」
「カバは水に浮いてるからぁ。ゾウでしょゾウ」
「ううん〜、そうじゃなくて…」
「背中暑いわぁ〜」「お尻暑い」「足、抜けない!」
株のないところは麻ひもを引っ張って植えます
田植え完了です。見た目、わかりませんが。
田植えし隊のみなさま、おつかれさまでした。
ありがとうございます。稲刈りが楽しみですね
田植えの後は庭のパクチーやミント摘み
ひよこまめも育ちますように
おまけ:
田植えの様子を動画にしてみました。