霧海の里では月のうち三十五日、雨が降る(2014年9月7日)
お久しぶりでございます。
かえる店長@黒豆畑
黒豆の畑です。
今のところ直立姿勢
黒豆は6月20日に播種し、7月6日にこの畑に引っ越しました。
黒豆も、収量期待と不定根を促すために土寄せ(中耕培土)をします。
今のところ、雨にも負けず風にも負けず、がんばって直立姿勢。
8月中旬には紫の花をつけはじめた株もありました。
黒豆は花のころに水が必要なので雨は幸いなのですが、
いつも雨、いつまでも雨、限りなく雨…の今年。
「モンペトクワは月のうち三十五日雨が降る」と丁稚の一人がつぶやけば、
「屋久島は月のうち、三十五日は雨」とすかさず突っ込むもう一人の丁稚。
言うやろなぁと思う人の心を裏切らず、
「スペインでは雨は主に平野に降る」と、また一人の丁稚がやっぱり、ぼそっ。
「マイフェアレディですね」
「ザ・レイン・イン・スペイン・ステイズ・メインリー・イン・ザ・プレイン」
「イン、ばっか」
「エイですエイ」
「ヒギンズ教授がイライザの下町なまりを矯正したかったのは」
そんなこんなで、みなが恨めしく空を見上げるのは、
今年の霧海の里は雨が多く、
土をさわることはおろか畑に入ることもできないからです。
それでも、なんとかならぬかと土寄せに入った黒豆の畑では土が重く、
一畝の途中で息絶え絶え。
「絶望」という言葉を生まれて初めて身近に感じました。
週末だけで作物を育てるというのは無謀というよりも冒涜なのかと。
つまり、容赦のないしんどさに襲われたのでございます。
緑濃く茂った葉の陰で豆が膨らみ始めました
小豆の畑です
小豆も花をつけました。
黒豆の花は紫色で葉陰に咲き、小豆は黄色の花が日を浴びます
9月6日と7日は久しぶりに晴れました。
この週末も晴れマークが続きます。
稲架がけの米が乾いていれば、脱粒、籾摺をして、新米になります。
来週、下の田んぼの稲刈りに向けて、ヒエ抜き