「あかはら」登場(2014年10月4日)
家のまわりをちょろちょろ
モンペトクワの田んぼにはアカハライモリがいます。
名前の通り、おなかが真紅と黒のまだら模様。
稲刈りのとき、刈った稲を束ねようとしたら手に握った稲の束の中で、
黒と赤のまだら模様がムグムグ動いているので、ぎょっ!
南蛮渡来の新種のイモムシか!
よく見たら「あかはら」でした。
稲といっしょに干されて、乾燥あかはらにならなくてよかった。
稲刈りの間に何回かありました。
そのたびに田んぼの横に切ってある水路に放しました。
♂かなぁ、♀かなぁ
この日は台風に備えて木屋の修理。
それと、お祭りに備えて木屋周りの片付けをしました。
そしたら、松の根元あたりの土の中でムグムグ。
あかはらにとって人の手の温度はかなり熱いので、素手でさわると弱ります。
近くの草むらにすぐに離しました。
おなかの斑紋がオレンジだったので、まだ幼いのかなと思ったのですが、
この色のタイプもいるそうです。
【あかはらのこと】
1:北海道と沖縄を除く各地に分布するニホンイモリ。アカハライモリとも呼ばれます。
2:生物のフェロモン物質として初めて確認されたのが、ニホンイモリのフェロモン物質。その名は「ソデフリン」。百人一首にもある『…野守は見ずや君が袖振る』の額田王の歌から命名とのこと。イモリは見ずや、ではありません。さすがにフェロモン感じる恋多き王(おおきみ)でございます。
3:耳腺にフグと同じテトロドトキシンを持つため、生食厳禁。
4:トカゲと同じで再生可能。脚がちぎれたら骨が、目がつぶれたら網膜が再生します。ところが、環境の悪化にはめろめろに弱く、最近では極端に数が減っているという報告も。