黒豆収穫体験ツアーその2(2016年11月1日)
根っこごと引き抜くたくましき方々は何故か女性に偏ります
10月29日に続いて11月1日にも黒豆収穫体験ツアーのお客さまを迎えました
朝から雨が降ったり止んだり。濡れた土で靴が汚れるのも気にせず、どしどしと畑に。
お気に入りの一株を選んでいただいて、丁稚が鋏を持って走るのですが、足を踏ん張って体全体で株ごと引っこぬくツワモノもいらっしゃいました。
どういうわけか若いご婦人が目立ちました。
あちこちの黒豆の枝豆の収穫現場を見学に行く丁稚が言うには、
「モンペにお越しくださる方は、ほかの畑では見ることがないどしどしタイプです」
黒豆は根がしっかり張っているので大根のようには抜けません。
根っこごと引き抜き大会!なら全力で臨みますが。
とにもかくも、元気でにぎやかでたくましい御一行。
来年のお越しをモンペ一同、心待ちにしております。
ありがとうございます。
黒豆の発送の準備に追われる丁稚
11月5日は久しぶりの秋晴れとなりました。
注文をいただいた黒豆を週末の二日間で発送します。
毎年夜鍋になります。
6月の播種からこの日まで今年は不安を抱え続けました。
苗がしおれ、夜盗虫が発生し、株によっては葉の一面を覆う幼虫の数に悪寒がするほどでした。
それでも育ってくれたことに感謝。
夜鍋はしんどいですが不安を抱えて過ごした日を思えばなんのその。
♪♪♪ふけゆく秋の夜 旅の空の わびしき思いに ひとり悩む♪♪♪
旅愁って美しい歌ですねと丁稚がぽつり。
美しい歌がみな悲しいのはなぜだろうと高村薫の「神の火」にありましたね。
♪♪♪恋しやふるさと なつかし父母 夢路にたどるは さとの家路♪♪♪
ささやくように歌う丁稚の声がふけゆく秋の夜に染み入るようでした。