名残の桜(2017年4月23日)
あちこちの桜が散りはじめる頃、池の端の桜が咲きます
肌寒い春も汗ばむ春も、桜の開花日が早くても遅くても、
ほかの桜が散りはじめるころ、ひそっと遅くに花を咲かせるのが池の端の桜です。
そして、たけのこが現れました。
作っているのではないので地面はびしっと固く。
なので、これくらい頭が出てもやわらかいのです。
掘るのは大変ですが。
大型連休の間はガスの消費量が跳ね上がります
俳句では「たけのこ」は夏の季語。
--歯が抜けて筍堅く烏賊こはし--
正岡子規の句です。
たけのこ、も、好きだったんだ。
残念な思い、ややわかります。
--土の中から世の中へ突き刺しているたけのこ(ここで区切っていいのかわかりませんが)--と書いたのは河井寛次郎。
心にざくっと刺さる言葉です。
さて、次回は、いずれの心で掘りましょうか。
たけのこの味に変わりはありませんが。