二層高気圧 日本列島を覆う(2018年7月13日)
7月13日の金曜日。
この日が猛暑の始まりでした。
明け方の薄闇に、遠く近くヒグラシの声が響くころ、
冷んやりとした空気の中で目が覚めます。
モンペの夏の夜は肌布団がなくては体が冷えます。
田んぼに囲まれていることもあってエアコンなしの夏を過ごして11年。
ところが12日の夜、寝苦しくはないものの、縁側からいつものような夜風はなく。
13日の朝は少し暑さを感じて目が覚めました。
早朝からうだるような暑さ。
そして本日は「平成30年度 丹波市くり振興会の総会および研修会」。
10時に公民館に集合し、前年度に剪定を行ったくり園で結果を確認します。
このとき、くりの木陰で立っているだけなのに汗が流れて全身ずぶ濡れ状態。
「尋常ではないかもこの暑さ---」
頭から吹き出るような汗、ぽたぽたと顎から落ちる汗、頬を伝う汗---。
見上げる空は白っぽく、息を吸っても酸素薄く、
熱中症が他人事ではないと、初めて感じた日でした。
くりの木陰で害虫の説明
くりの害虫クスサン(蛾)の繭。この中で蛹になります
くりの新芽にクリタマバチの幼虫が寄生してできた虫こぶ。被害を受けた芽は伸びず、花芽をつけません
ネスジキノカワガ。被害を受けると大部分の毬が落ちます
丹波市くり振興会は昭和52年9月に発足し、平成29年度で40周年を迎えました。
モンペは今年度(平成30年度)から会員になりました。
くりの苗木を植えた平成24年当初から入会したかったのですが、
週末だけの農業では研修会など会の事業に参加できずユウレイ会員になるおそれあり。
しかしくりの木が大きくなって、
剪定にも専門的な知識と時間が求められるようになり(これまでもそうでしたが)、
害虫の駆除や病気の予防にも細かい神経を配る必要があります。
くり園の平穏無事を守るためには自身がしっかり勉強をしなければと、
剪定士の資格取得というゴールを設けて歩き始めることにしました。
できない理由を連ねるのではなく。
成らぬは人の為さぬなりけり、です。
ということで7月13日の金曜日はモンペにとって記念日になりました。
そして後の18日、気象庁の担当者が「命にかかわる危険な暑さ。できる限りの対策を講じてほしい」と異例の言葉を使い、猛暑への注意を呼びかけた、早期猛暑の始まりの日でもあったのです。