かえる店長のもんぺとくわブログ

きれいな水と元気な土、天日干しで、お米を作っています。

脱穀

モンペトクワには丁稚の遊軍がおります。

遊軍という名の、じつはこれが実動部隊。

普段は街に散っております。

どう見たって、いかにも、疑いなく、農婦はじめ、

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アタシ、町娘ですから。これはファーマーズバージョン。

今年はバージョンアップで、モンペ着用

 

四反すべてを手で刈るというのは無理があります。

稔った田んぼを見渡しながら、

「アタシら、"ヘルムート"とちゃうで」という農婦その一の一言で、

バインダーの登場となりました。

バインダーは稲を刈って束にしてくれます。

 

どう見たって、たくましいがたいが農夫を物語る彼。

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田んぼがジュレ状態でも、のしのし、ぐいぐいと

バインダーを押してゆくのだ。

我が行く先に不可能の文字はない!

 

どう見たって、農業試験場の職員の彼。

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なんといいますか、ボク自身もわからないうちに田んぼに立っています。

多分、ずっと、なんでしょう、か…

 

太陽と風で乾いた稲の束。

黄金色からこんなに色が変わります。

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稲ではなく藁ですね

 

いよいよ脱穀です。

コンバインの登場です。

コンバインというのは稲刈りから脱穀までの作業を一気に行うのですが、

モンペトクワでは主に脱穀だけに使います。

小屋にある一台の千歯扱きで四反の脱穀は現実的ではありません。

「千歯扱き? 足踏み? ワタシら"ヘルムート"とちゃうで」。

はい、その通り。

 

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稲の束から籾をはずします。

はずれた籾は袋に入ります。

藁は(乾いて籾がはずれると稲ではなく藁という名前に変わります)、

細かく裁断されるか、籾だけはずれた束のままで田んぼに落ちます。

 

さて、この後は籾摺りです。

お米になるまでの作業はまだまだ続きます。

 

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