かえる店長のもんぺとくわブログ

きれいな水と元気な土、天日干しで、お米を作っています。

まかない畑のナスとピーマン(2016年6月18日)

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こんにちは。まかない畑のトマトの支柱におります

 

まかない畑の管理責任者の丁稚が喜んでいます。

今年、初めて、ナスの木が大きく育ちそうだからです。
これまで、ナスは稔るものの、木そのものは背が伸びませんでした。
今年は枝を広げてやるほどにしっかりと背を伸ばしています。

 

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ピーマンも、苗木を植えて一か月で、しっかりサイズが稔りました

 

週末だけの世話では難しいのですが、丁稚はそれなりに愛情を注いでいます。
すぐ近くの畑で作業をする爺を尋ねて教えを請いながら。
ナスとピーマンは、色も香りもよく。
おいしくいただきました。

清流に育つペパーミント(2016年6月11日)

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ペパーミントは山の水で育ちます

 

モンペの村では、すぐそばの山から流れる水を田に引いています。
溜池もありますが、渇水に見舞われなければ、ほぼ山の水で間に合います。
モンペの田の一つ、お宮さん(八幡神社)のそばにある田は、山の水を用水路に導き、その流れが里に入ったあたりにあります。結構な端っこ。
その田の取水口にペパーミントが茂ります。
まるでワサビのようです。
わさびはアブラナ科、ミントはシソ科。
環境を選ばないのか適応能力があるのか、ブドウ畑の端でも育っています。
不思議です。

 

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Bar喜樹にて

 

番頭さんがミントの行商に出かけ、商いが成立したBar喜樹のマスターは、モンペのペパーミントの香りが好きだと言ってくださっているそうです。
ミントには種類がたくさんあり、なかでもモヒートにはより強い爽やかさが求められるようです。
ミントの勉強も必要ですと、勉強に精を出すこのごろの番頭さんです。

みずかき(2016年6月5日)

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こんにちは。本日はブドウの葉におります

 

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今年もみずかきの出番です

 

モンペでは水田中耕除草機を「みずかき」と呼びます。
みずかきの詳細は2012年6月のブログを読んでください。
この時期のモンペの作業のひとつが「みずかき」です。
田んぼに入り、みずかきを押しながら条間を歩きます。
コナギやヒエなどが土からひっぺがされます。水中の除草です。
一通り歩いたら、みずかきでは除草できない稲の株まわりに残る草を手で引きます。
引いては根を上にしてぐいっと埋めます。
昨年はアゾラという水草が田面を覆い、イトミミズも繁殖。
コナギはびこらずで、みずかきの出番はありませんでした。
今年はアゾラの広がりが遅く、コナギはじわじわと土の上を覆い始め、ヒエの成長が格段に早いという6月最初の週末となりました。

ふたつのブドウ畑の報告(2016年5月29日その2)

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3月6日に植えた苗木が雨にも負けず育っています

 

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摘果の次は摘粒です

 

段々畑にこしらえたブドウ畑に苗木を植えたのが3月6日。

次々と出る芽の先は雨に弱く、雨除けを施さなければ病気になるといわれます。

どうしようかと思案しながら、ビニール傘の覆いをこしらえたりしましたが、不具合もあり。梅雨入り前に本格的な屋根を作ろうと検討中です。

幸いにもブドウは、春先の寒風に揺さぶられ、冷たい雨に打たれながらも、たくましく(今のところ)育っています。

 

一方、栗畑の端っこで育つブドウの樹は、先日の摘果の後、本日は摘粒。

小さな房を落とします。

房の長さは指三本分が目安とされるのですが、それは、一粒を大きく育てる食用のブドウの場合。

ワイン用に育てるマスカットベリーAは粒が小さいので四本分の長さではどうだろうかと、トライです。

 

6月になったら、番頭さんは県立の工業技術センターにワイン造りの指導を受けに行きます。

幾つになっても勉強は大切です。

また、勉強の機会に恵まれるのは幸せだと感じます。

 

糠を撒きました(2016年6月4日)

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こんにちは。かえる店長です。シシトウではありません

 

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上からだとこうで…

 

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横からだとこうです

 

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草抑えにもなればと糠を撒きます

 

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田んぼは広い

 

除草剤を使わない田んぼは、まず、コナギがびっしりと田面を覆います。
そして、ヒエ、イ。
糠を撒くのは、コナギを少しでも抑えられたらという願いと、田んぼから出たものは田んぼに返すという気持ちと。
そろそろ、コナギを抜きに毎日田んぼに入るころとなりました。
この日は雨が降った後なので田んぼは深水に。
歩きやすいのですが苗には深く「沈」のエリアも。
田面を平らに鋤くのも水の管理もまだまだ難しいです。

鴨の水掻き(2016年5月29日その1)

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イチョウは中国語で「鴨脚(いいちゃお、いあちゃお)」というらしい

 

モンペには昔ながらの段々畑があります。
多分、その当時は棚田で、お米を作っていたと思われます。
モンペがこの地に来たときには、そこに田んぼの風景はありませんでした。
家が絶えると田も畑も以前の姿に戻ります。
農村の風景は人の手が入ってこそ維持されるもので、姥捨の田毎の月も、美瑛の紫に染まるラベンダー畑も、自然を相手に人々が土を耕し続けてきた証です。
ひとたび手が止まれば自然に飲み込まれます。

モンペの段々畑は、耕作の計画よりも田畑の姿に戻すことから始まりました。
時は流れ‥‥、今年、段々畑の一番上にイチョウを植えました。
1億5千年前から地球に存在し、生きている化石としてレッドリストの絶滅危惧に指定され、一千年の命を紡ぐのだそうです。
ギンナンが実るのは苗木を植えて10年目以降。
一千年の命を持つだけに、ゆっくりと時は刻まれるようです。
この地の風景が一千年、イチョウとともにあることを祈ります。

クルメユタカ(2016年5月28日その2)

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クルメユタカの葉が枯れてきました

 

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一つの莢の中に九つの豆

 

クルメユタカは豆の味と香りが濃く、同じエンドウ豆でもいろいろあることを知りました。
そこで、モンペでは今年初めて大豆を植えました。
黒豆の枝豆はおいしいのですが、夏に「枝豆」食べたいと。

 

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数ある大豆の品種の中から丁稚が選んできました。名前は秘密だそうです。

 

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虫取りに追われます。周りにも草はたくさんあるのに、なんで、豆なんだ

 

大豆の苗を植えて三週間は過ぎようとしていますが栄養不足のような気がします。モンペ特製の(といっても、枯れ草を、田んぼの端っこの水たまりに浸して作る「消化液」なるものですが)「肥え」を遣ってみようかなと考えています。