くりのこのその後(2017年7月7日)
クリーム色のふさふさモールの雄花が役割を終えて枯れました
雄花はぽろりと落ちて実を結んだ雌花が枝に残ります
三年前の6月、ゴルフボール大の雹が降り積もったのは雄花がふさふさモールの時期、雌花とのランデブーシーズンでした。(2014年6月12・13・21日のブログを参照ください)
花が落ち、枝は折れ、幹をえぐるほどの痛々しい傷を残しました。
その傷は木が成長した今も残っています。
この時期、一天にわかにかき曇るようなことがあるとモンペの心はヒヤリとします。
ざわっと冷たい風が吹くと「猫バス!」とつぶやくものの、手が止まり、空を見上げます。
未だ記憶に新しい。
今年、まずはこの時期を無事に過ごせました。
これからは舶来もののカミキリムシに戦々恐々。
輸入の窓口は「出島」だけにするとか---。
そんなことを考えるきょうこのごろです。
くりのこ(2017年6月28日)
クリーム色のふさふさとした花が付いている枝の下の方に緑色のいがが一つ
ふさふさとモールのような花が雄花。
ふさふさの下の方、モールの付け根あたりに一つあるのが雌花です。
雌花の中には緑のトゲに包まれて雌しべが三つ入っています。
雌しべは花粉を受け取るとだんだんと太ってトゲがイガになります。
雌しべが三つなのでイガの中にできる栗も三つ。
田んぼでヒエを抜いているうちに、栗畑では栗が実を結びつつあります。
今年もヒエを抜く(2017年6月25日)
アゾラのはびこりがコナギを抑えてくれましたが---
ヒエは育ちます
稲にぴたりと寄り添い、身を隠すヒエもおります
抜いたヒエをくるくる巻いて
根を上にしてぐいと土に埋めます
抜いて、巻いて、ぐい---
抜いて、巻いて、ぐい---
抜いて、巻いて、ぐい---
いつしか日は西に傾き、夕日照らすアゾラの上を歩くカエル店長
アマガエルの卵かも?を見つけた(2017年6月12日)
栗畑に山の影がのびる夕方のことでした
栗畑の西側には低い尾根があります。
尾根は低いながらも太陽が西に傾くと栗畑に影を投げます。
これからの季節、栗畑での作業はこの影が現れたら影とともに東に移動するように行うと幾分ラクなのですが。
そういうわけにもいかないのが週末だけファーマーの厳しい現実。
6月12日の午後、栗の木の根元に木の屑が落ちていないかと見て回っていたら(害虫探し)、木の低いところに「あわぶく」を見つけました。
おそらく、たぶん、きっと、カエル店長の卵---かもしれない。
卵かも?を発見
きみはお父さんなのかお母さんなのか
卵かも?の周囲の葉を探すと、少し上の枝の葉にカエル店長の姿がありました。
ほかの栗の木にも卵かも?があって、近くの葉にやはりカエル店長の姿。
守っているのでしょうか。
アマガエルの生態はよくわかりませんが、オタマジャクシの時期が1か月ほどあるらしい。
どうすんの、こんなところで孵化したら。
でも栗畑には以前からカエル店長多し。
少し勉強してみることにしました。
6月4日の栗の木です。5月中旬に気温が高かったせいか早く咲いたように感じます
今年は栗が落ちるのも早いかもしれません。
残暑の中の栗拾い---なんてこともあるかもしれません。
拾いに来てくださいね。
水鳥が泳ぎました(2017年6月3日)
除草剤を撒かない田んぼはアゾラやイチョウウキゴケが田面を覆っています
モンペの田んぼには幾つかの種類があります。
1:植える直前の苗に防虫・病気予防等の薬を施さない
2:田んぼに除草剤を使わない
3:田んぼに化成肥料を入れない
4:田んぼを耕さない(不耕起)
写真の赤い田んぼは「4」を満たしていませんが、耕したり稲を刈ったりの機械に頼る作業は別にして、石油に依存しない田んぼです。
さまざまな薬や化成肥料などその多くは石油に由来しています。
身近なところではレジ袋や化粧品もそうです。
以前は紙・木・土を材料としていたモノが今はプラスチック・ナイロン製がとてもあたりまえ。
石油は便利なのです。
農業も石油に依存しています。
石油に頼らない農業ができるだろうか、そんな田んぼが一つでもあったらいいな。
そんな思いからいろいろ試している田んぼがこの赤い田んぼです。
ところが---
水鳥が泳いだと思われます。苗が沈没しています
田んぼに水鳥が入ると、おとなしく泳いでいても田面に波紋が広がります。
それだけでなく、田面をびっしりと覆うアゾラをぐいぐいと押し分けるようにして泳ぎます。
アゾラは厚みがあって重いので、苗はアゾラの波をかぶるとアゾラの下に潜り込んでしまいます。
小さな苗はアゾラをはねのけて顔出すことができません。
雨が降ってアゾラの層が薄くなると自然に顔を出すのですが、そろそろ、助けねば。
夕暮れの風に畦のチガヤがそよぎます
今年のホタルとの出会いは5月28日でした。
急に気温が上がったこともあり、数日前に飛び始めたようです。
その後、気温が下がり、姿を見せず。
年々数が減っているように感じるのは草刈りのタイミングなんです。
川や水路の周辺が草に覆われる5月、羽化したホタルがそこにいて、飛び立った後は大切なすみかになるそうです。
なので、この時期の草刈りNG!
毎年試みようとするのですが毎年失念。ホタル、ごめんなさい。
鹿が食べました(2017年6月3日)
前列中央、ハサミで切ったかのように横にスパンとそろっています
平日のある日、鹿が入ったよ、との報せあり。
週末まで被害が少なければよいなと祈りながらの土曜日。
田んぼを見に行くと斜め横断の足跡がてんてんてん。
足跡の通りに稲の葉先は不自然に長さがそろっています。
鹿の足跡はそのままお隣の田んぼに。
去年、張った網に雄鹿の角が絡んで暴れに暴れました。
ポールを引き抜き網を体に巻きつけ身動き取れず。
早朝からご近所の方々の出動により捕獲。
今年もかなぁと思いながら、田植え後に網を張るのをためらっていたら、すっかり失念。
この時期はまだ分蘖の最中なので頭ぞろいの稲も、この後、育ちます。
がんばろね。
2017年5月22日 気温30℃ maybe
ナミブ砂漠のカエル ではありません
NHK Eテレの0655もしくは2355をご覧の方なら「!」でしょうか。
『砂漠のトカゲ』ならぬモンペのカエル店長です。
この日、木屋の中の温度計は27℃。
表に出れば30℃はあるんと違いますやろか?の雲ひとつない空。
黒豆畑の畝立てをしながら石を拾っていたらカエル店長が出現。
石を拾う私についてまわります。
人が畑で何かしていると、よくそばに来ます。
草を抜いたり耕したりすると土の中の幼虫やミミズが露わになるので、それ狙い。
以前、カナブンらしき幼虫を差し上げたら食べました。
肉食です。
午前中に三畝(3a)の畑に畝を立てました
午後は五畝(5a)ほどの畑の畝立てです
畑に立つとそれだけで汗が流れます。
こんな5月は今までなかった---。
栗も一本だけとはいうものの、早やアメリカシロヒトリらしき毛虫が鈴なりに。
昨年、黒豆の定植時期が遅れたことと夜盗虫大量発生などで、もうダメかもしれない黒豆を畑ごと救ってくださった柴犬iちゃんちと栗畑が隣同士なので、というわけではないのですが、5月14日に気付いたアメリカシロヒトリらしき毛虫の発生に、予定にはない薬の散布をしてくださいました。
iちゃんちの栗畑も一本だけですがアメリカシロヒトリらしき毛虫がいたのです。
次の写真注意!虫が苦手な人は見ないでください。
アメリカシロヒトリらしき毛虫はモンペの栗畑に今年デビュー
薬がかかって死ぬのではなく、薬が付着した葉を食べることで機能不全を起こして死に至るということなんですが---。
年々、虫の種類が増えているように思います。
カエルもクモもたくさんいますが食べきれないようです。
頭がいたい。