里の秋(2018年10月27日)
八幡神社の秋祭りも無事に済んで、本日ようやく田んぼの片付け
組んでいた「たつ」の回収です
足元の土を落として長さ別にそろえて小屋にしまいます
こんなに実がつくものなのでしょうか
「たつ」の回収が終わるころ、モンペにもようやく静かな秋が訪れます。
(毎年、今の今までほったらかしになるのです。なんやかんやと村の行事もあって。じつはさぼっています)
そろそろ、春の田植えに向けて田んぼを整え、あちこちの草を刈り、来年は小豆(黒さや)の栽培に臨むため、その畑作りなども考えよ、という秋です。
がんばろ。
黒大豆の枝豆出荷(2018年10月19・21日)
朝7時頃の黒大豆畑。この地特有の霧に包まれます
17日と21日に黒大豆の枝豆収穫体験のお客さまを迎えました。
案の定、一株の鞘の量は芳しくなく。
二株三株と、もいでもらうことになりました。
いつもならこの時期、鞘に錆色がのってくるのですが、まだまだ青い---。
それでも発送の注文をいただきました。
「いつもと違う若い味もいいものよね」
用意しておいた枝豆をおいしいと言ってくださって、ほっ。
なるべく鞘の稔りのよいものを選びます
いつまでも暑いせいか、いまだに新しい葉が出て花をつけようとしています
葉や枝をできるだけおとします
1kgの束を作るのに二株では足りず---
枝豆の出荷を早々に終わらせ、「豆」用に畑に残されている農家さんも。
モンペは今年、「豆」はほんの少ししか作れませんが、
無事に収穫体験ツアーを終えることができて胸をなでおろしています。
これにて冷や汗ものの枝豆の季節終了。
今年の黒豆はできたほうが不思議?(2018年10月14日)
神様、どうぞ豆を膨らませてください。苦しいときだけの神頼みです。すみません---
日に日にふくらんできたような。産毛もはっきり
この日、一株を抜いてゆでてみました。
モンペの黒豆の枝豆解禁日。
味はこの時期にしてはまだ若くて爽やか。
すっきりとした甘さが残ります。
しかしながら、一株の鞘の数は(株により異なるようですが)二株で一株分ほど。
黒豆ツアーのお客さまには、毎年の鞘の数ほどになるように二本か三本を抜いてもらうことにしました。
モンペの駐在員が聞いたところによると「今年は黒豆がなるほうがおかしい」ほど、
不作なのだそうです。
連作障害がでたモンペも、まだましみたいと。
17日を不安な気持ちで迎える本日16日のモンペ一同です。
知らぬ間にシイタケ(2018年10月12日)
いつの間に出たの?でした
それから一日ほどで---。でかっ!
ということで干しシイタケに。この後、刻んで干します
こんなに大きくなっても刻んで天日で乾かすととても小さくなります。
からからに乾いたシイタケを冷蔵庫で保存。
お味噌汁を作るとき、そのままぽいと入れればすぐに戻るのでとても便利です。
もちろん、こんなお化けシイタケですが焼いてもおいしい。
串カツにもします。
秋のごちそうです。
不安を抱える黒豆の枝豆(2018年10月8日)
久しぶりに晴れました
黒豆の枝豆収穫体験ツアーのお客さまを迎えるので黒豆の畑の草抜き中
10月8日の黒豆。鞘が育たず枯れています
豆は連作障害を避けるために3年続けて同じ畑では作りません。
なのに、わかっているのに、モンペは今年連作3年目となる畑を黒豆の畑としました。
(2018年7月8日のブログを参照ください)
スタッフ間でつのる不満、納まらない不平が積載オーバーとなり、収集つかずの結果。
不満、不平はやがて不安の暗雲となり誰の心にも垂れるようになりました。
それでも8月中旬までは連作の障害現れず。
ところが---。
今年の夏は一滴の雨も降らない酷暑、その後の台風、そして日照不足で、
モンペの畑だけでなく一帯の黒豆畑に異変が現れたのです。
モンペでは、日照りの後に大雨に見舞われると葉がポロポロ落ちる(ことがよくある)という症状が現れました。
黒豆の花は葉の分岐点につくので、葉が分岐点からぽきりと折れると花も落ちます。
かろうじて残っても花を育てる葉がない。
さらに黒豆の産地としての共通項が日照不足。
光合成が十分でなく豆を養えない---。
収量は例年の3割減と地元紙に載りました。
鞘の数が少なく、ふくらんでいません
まもなく黒豆の枝豆解禁となるこの日、村の人に出会うと黒豆の話に。
豆の鞘の数は、
「二本で一本分あったらええほう」
「軽トラにどっさり積んで、もいだら、掌ぶんくらいしかあらへん」
そして、いつまでたっても、
「ふくらまへん!」
秋の空を見上げて、またもため息
モンペの連作障害は「黒豆にとって悪天候」の陰に隠れたように見えますが、
原因を作った私は畑を歩くたびに後悔と反省の日々でした。
それほどに黒豆の姿は痛々しい。
畑の谷が雑草で密林状態になったのも、
いつもなら黒豆の影が谷を覆い草を抑えるのですが、
今年は背が伸びなかったから。
毎年楽しみに来ていただくお客さまへの責任のなさも痛感。
一部始終をモンペの世話役の長老(モンペが勝手にそう呼んでいます)に話したら、
がははと笑って「来年、畑替えよか!」と背中をばこんと叩かれました。
はい。
栗拾い。突然に終わります(2018年10月6日)
40gを超えています
一回で20〜30kgほどを拾います。栗だけの重さです
これは2個入り
今年の栗拾いは9月22日に始まり10月8日にぴたりと終わりました。
栗は秋の味覚として10月中はあるものと思われています。
毎年の黒豆収穫体験ツアーにお見えになる方々も「栗は?」とおっしゃいます。
しかしながら10月中旬以降となる黒豆の枝豆収穫体験ツアーのころ、栗はありません。
栗は保存に工夫が必要でモンペでは収穫したらすぐに出荷します。
なので、モンペの栗は予約販売とさせていただいております。
受付は9月中旬から。
収穫したその日に発送します。
届いたらレジ袋などに入れてしっかりと口を閉じて冷蔵庫へ。
少なくとも1週間はがまんをお願いしています。
栗は落ちたばかりでは甘みがなく、常温保存では糖度は変化しません。
3日で糖度は2倍、30日で4倍ともいわれています。
ただし低温貯蔵が肝心。
2℃〜0℃が望むところ。
あわただしい作業が今年もひとつ終わり、いよいよ黒豆の枝豆の季節が訪れます。