かえる店長のもんぺとくわブログ

きれいな水と元気な土、天日干しで、お米を作っています。

黒豆は元気です(2017年7月15日)

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今年は今のところ元気です

 

モンペではこれまで、黒豆の畑の一角に苗床を設け、芽が出て葉が展開した後に畝に移植していました。
移植栽培はそれなりに利点はありますが、500株ほどの黒豆の引越しはしんどい作業になります。
そこで、今年はセルトレイを利用しました。
『セル成型苗による黒大豆「丹波黒」の省力的移植栽培技術』というらしいです。

●結果
発芽率はほぼ100% (毎年の直播では約90%)
移植後のしおれがない (移植時の断根がないので根を傷めない)
「苗床で一株ずつ掘る係」が不要 (人員削減)
「苗床で一株ずつ掘る係」が移植に回れる (時間短縮)

●注意点
セルトレイの穴(ポット)が小さいと土の量も少ないので灌水を怠るとしおれる。
移植時期が適切でないとひょろひょろの背高苗になる。

 

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移植二週間後の黒豆は背がぐいと伸び、周囲では草もぼうぼうとはびこります

 

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そこで、土寄せをしました。すっきり!

 

今年の黒豆の暦は、
6月18日播種、7月2日移植、15日土寄せです。

土寄せでは、黒豆の苗の一番下の二葉のあたりまで土を寄せ、茎を覆います。
茎から二次的に発生する根の発達を促すのです。

で、ぼうぼうの草は土の下敷きになって枯れます。

 

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草ぼうぼうの荒れ地に見え隠れする黒豆の苗

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土寄せを終えてすっきりと畑らしくなったところで、芽を摘みます

 

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背高のっぽにならず、花がなるべく下の方で咲くように

 

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田んぼでは出穂(しゅっすい)を確認。今年の稲刈りは早いかもしれません