昆活とくり園の草刈り(2019年7月7日)
雨覚悟で草刈り
今年はモモノゴマダラメイガよりもネスジキノカワガが大量に発生しているとの情報あり。どちらもめずらしくはないのですが、モモノゴマダラメイガのほうが果実害虫のなかでもごく普通に存在し被害が大きい昆虫です。
ネスジキノカワガの虫糞 ネスジキノカワガの成虫
ネスジキノカワガは第一世代の幼虫が伸び始めた葉や枝を食害し、第二世代の幼虫が幼い毬に穴を開けて糞を外に出しながら侵入、毬の中を空っぽにします。
被害初期が現れるのは6月中旬から。
手当てが遅れると7月下旬には大部分の毬が落ちます。
モモノゴマダラメイガも第二世代の幼虫がくりの実を食べます。
直径7cmほどの毬に好んで産卵し、幼虫期は毬を食べますが、成長すると実の中へと食べ進み、白い大粒の虫糞をさかんに出します。
くり園の草刈りを怠らず。
根元から枝先までよく見て、卵、幼虫、成虫を見つけたら捕殺する。
毬をひとつひとつ観察して食害に遭っていたら園から出す。
生理落果の毬も拾って園から出す。
まだまだ続く昆活です。
頑張る。